こんにちは、d:matcha(ディーマッチャ)のmisatoです。
朝晩涼しくなってきて、だんだんと秋の訪れを感じるようになってきました。今年の京都の夏はひときわ暑かったので、ようやくという感じです。夏が暑い分、秋の訪れが嬉しいものですね。
今日は、お茶とともに秋を楽しんでいただきたい、「十三夜」の月見にぴったりのお菓子のお話です。
お月見は「十五夜」だけじゃない!10月のお月見、「十三夜」を知っていますか?
「十五夜」は9月の中秋の名月を愛でる習慣として有名ですが、実は「十三夜」も美しい月を愛でるものとして、古くから日本人に親しまれてきた習慣です。
「十三夜」とは
十三夜とは、十五夜の後に巡ってくる満月の直前の13日目の月のこと。つまりは10月の13日目のお月様を眺める風習のことです。今年は10月13日(木)が十三夜です。
十三夜は、十五夜に次いで美しいとされ、昔の人は十五夜とセットで月を鑑賞してきました。また、10月の十三夜の方が、9月の十五夜に比べて晴れの日が多いとされ、月が曇りなく美しく見える確率も高いと言われています。
十五夜と十三夜にお月見をすることを両見月、どちらか片方だけお月見するのを片見月といい、片見月は縁起が悪いという言い伝えもあるそうです。その理由ははっきりとはわかってはいませんが、美しい月をたくさん楽しむ機会を作るのは素敵なことですね。ぜひ、10月もお月見を楽しんではいかがでしょうか?
十三夜にいただきたいお菓子
十三夜は別名「栗名月」とも言われます。栗が美味しいこの時期、神棚に栗をお供えするため、こう呼ばれるようになったと言われています。
この時期、お菓子も栗を使ったものが数多く見られます。
そんな十三夜にいただきたいお菓子として、京都の和菓子屋「永楽屋」さんの「栗かのこ」をご紹介します。
(左が「栗かのこ」、右が「柿」)
創業105年の老舗、京都の「永楽屋」
永楽屋さんは、和菓子と佃煮のお店。佃煮と和菓子が一緒に置いてあるなんて珍しいです。京都の中心部、四条河原町に本店を置く、1911年創業の老舗です。
昔の風情をそのまま残す雰囲気ある佇まいのお店です。繁華街の中にあって、ここだけ時の流れが止まっているよう。中心部に位置しているので立地は抜群。お買い物のついでに気軽に立ち寄れるのが嬉しいですね。
<永楽屋四条河原町本店>
・アクセス:阪急四条河原町駅より徒歩3分
・バス:京都市バス四条河原町駅より徒歩3分
どれを買い求めようか、お菓子屋さんのショーケースに張り付いて悩みました。
今回は見た目が華やかな「栗かのこ」と「柿」というお菓子を選んでみました。
京都「永楽屋」さんの『栗かのこ』
永楽屋さんの栗かのこは、栗がまるごと大胆にトッピングされていて、見た目もお味も季節の味覚である栗を存分に楽しむことができる作りになっています。
外は栗の甘露煮。中身はこんな感じで白あんがたっぷりと詰まっています。
栗がごろっと入っていて、栗の食感がしっかりしています。
こちらは永楽屋さんの季節の生菓子のひとつ、「柿」です。永楽屋さんでは「柿」は10月のお菓子。鮮やかなオレンジ色が、見た目も華やかで秋を感じます。
今日のお抹茶 d:matchaの「d:aily 京都宇治抹茶」
今日は少し喉が渇いていたので、のどを潤す意味も込めて多めにお抹茶を点ててみました。今日のお抹茶は「daily京都宇治抹茶」。
d:matchaのd:aily京都宇治抹茶は、初めての方でも飲みやすいマイルドなバランスの良いお味です。また、気兼ねなく飲んでいただけるコストパフォーマンスの高さも魅力です。
何杯か飲みたいとき、多めに飲みたいとき、こちらの「daily京都宇治煎茶」で気軽にたっぷりいただくのがオススメです。
茶道では、量が多めのお茶ことを大服茶(おおぶくちゃ)といい、大福茶とも書きます。心行くまでお抹茶を飲んだ後は、その字のとおり、福に満ちた穏やかな気分になれます。
量を多めに点てるときは特に、しっかりとよく茶筅で泡立てるよう気を付けてください。うっかりすると底の方が粉のまま残ってしまうことも。そして、クリーミーな泡は抹茶の香りを一層引き立ててくれます。
ちなみに、今日のお茶碗。京都の作家「上山善峰」さんの作です。
菊模様が全体に散りばめられていて、伝統を重んじる茶碗の世界にあって、大胆で若々しいデザインです。それでいてうるささを感じず、上品にまとまっているところがとても気に入っています。菊の花が秋を一層引き立ててくれます。
さぁ、十三夜のことを知っていた人も知らなかった人も、十三夜のお月見を楽しんではいかがでしょうか?
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