d:matcha Kyoto magazine

和束町にて、お茶農家&カフェを営むd:matcha Kyotoのブログです

【インターン生ブログ】お茶の知識!!これさえ分かればお茶名人!?

こんにちは!

今回 D-matcha のインターンシップに参加させていただいている 近畿大学 3回生の二宮慎伍です。

私からは今回のインターンで得た、和束町で用いられているお茶の葉っぱの種類や雑学の知識についてお話しさせていただきます🌿

 

茶葉の品種について

ここ和束町には、主に「やぶきた」「おくみどり」「ごこう」の3種類の茶畑があるのだそうです。皆さんが普段飲んでいるお茶のほとんどは「やぶきた」品種ですが、お茶には「やぶきた」以外にもいろんな品種があるんですね。

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茶葉の拡大図

 

写真を見ても分かる通り綺麗な緑色をしてますよね。

やぶきたは、主に煎茶に適した品種で、清々しい渋みのある飲みやすい品種です。

おくみどりは、内質は香気にスッキリ感があり、深い味わいには清涼感と甘みがある品種です。

ごこうは、玉露・煎茶・碾茶などどんなお茶にも適しており、深みのある香りが特徴の品種です。

 

以下の写真では分かりにくいですが、それぞれの茶葉の写真になっております。

見た目の違いは、やぶきたの茶葉は他と比べると少し黄緑がかった色な気がしました。またごこうの色は、他に比べてより深緑色が強い感じがしました。

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3種類の茶葉の様子

 

やぶきたは、日本の茶畑の約75%もの割合を占めています。やぶきたは栽培も味も優れた品種なので、やぶきたという品種ができて以降、農家がこぞってこの品種を植えたんだそうです。ただ、最近ではほかの品種が開発され人気が出てきているので、やぶきた以外の品種を植えることが増えて、割合が少しずつ低くなってきてはいるそうです。

 

茶樹の植え替え

和束町の茶畑を見渡してみると、茶畑には茶色の部分がありました。茶樹にもやはり寿命があるようで、古くなった茶樹を抜いて新しい苗木を植えているようです。この苗木が成長して、お茶の葉として使えるくらいに成長するまでには3年もの月日が必要だそうです。

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新しい苗木を植えてます

 

お茶の生産量上位の都道府県は?

私自身のイメージではお茶といえば、静岡県京都府でしたが、京都の生産量は4位みたいです。これには私もびっくりしました‼️

ちなみに、1位が静岡県、2位が鹿児島県、3位が三重県みたいですね。

 

お茶の生産に適した気候は?

温暖な気候でなければ育たなそうな茶葉ですが、マイナス5度までは耐えられるそうで、そういった気候になる地域でも生産が可能なようです。

逆に寒い気候になる地域の茶葉は引き締まって味に深みが出て、また違った味わいが楽しめます。

茶園にかけるカーテン

お茶の旨味を増すための方法、それは茶園を黒いネットで覆うことだそうです。ネットをかけて光を遮ることで、お茶が持つ旨味成分が渋み成分になることを防いでいるのだとか。また、和束町では山の上に頻繁に霧が発生しますが、それは茶葉にとって自然のカーテンともなるようで、お茶の旨味に繋がっているみたいです。

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自然のカーテン

 

サイクリングで散策

サイクリングにも行ってきました。近くの観光案内所で地図を貰い、オススメのルートを散策してきました🚲私が通ったルートのメインは、京都府景観資産登録地域にもなっている石寺の茶畑でした。

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石寺の茶畑

 

辺り一面見渡すと、壮大な茶畑が広がっていました。このサイクリングは、お茶を知る上では貴重な思い出になりました。企画していただいたD-matchaの皆さんに感謝です🙏サイクリング後には、自転車を借りた和束茶カフェで「煎茶レモネードスカッシュ」を飲みました。運動後の冷たいジュースが体に染み渡りました🍹

今回は行かなかったですが、原山の茶畑は茶畑が円形に広がっており、また他とは違った見所もあるようです。ですが、そこまでの道のりには地獄の坂道があるみたいです。考えただけで暑くなります💦

 

和束町驚きポイント

・私がインターンシップで店舗にいた際に、NHKの取材が来ていました。京都だけでしか放映されないようですが、ぜひ見てください(2019/08/29 18:30に放映されました)。

和束町の人口は約4000人!!

・小中学校は1個のみ、高校は無いようです。

・茶畑が多いので、道のアップダウンが激しい

・バスが1時間に一本は当たり前

・川の水が綺麗😹大阪の淀川が汚いことがよくわかります。

 

最後に

まだまだD-matcha でのインターンシップは始まったばかりです。店舗での接客や実際に茶畑での作業が待っています。初めて尽くしのインターンシップですが、内気にならず、積極的に頑張っていきたいと思っております!

 

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d:matchaは宇治茶の主産地、京都・和束町で茶の栽培から販売まで行っています。

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