d:matcha Kyoto magazine

和束町にて、お茶農家&カフェを営むd:matcha Kyotoのブログです

【京スイーツ】京都の夏の風物詩、「五山の送り火」の季節限定! 大文字を表現したお饅頭、京都・桂「中村軒」の「大文字薯蕷(だいもんじじょうよ)」  

はじめまして

d:matcha Kyotoのmisatoです。京都に住んでいるからこそお伝えできる、京都の奥深い一面やまだ知られていない魅力、お茶にまつわる楽しいお話をレポートできるよう、精進してまいりますので、お付き合いいただけると幸いです。

 

京都「五山の送り火」にいただく名作京スイーツ、中村軒の「大文字薯蕷(だいもんじじょうよ)」

今日、8月16日は、京都のお盆の風物詩「五山の送り火」の日。

そんな今日にいただいたのは、京都・桂の老舗、中村軒さんの夏限定スイーツ「大文字薯蕷(だいもんじじょうよ)」です。 

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五山の送り火は、別名「大文字の送り火」とも言われますが、大の字、鳥居や船型の形をかたどった炎が、京都の夜をあでやかに彩ります。

五山の送り火は、死者の霊をあの世へ送り届けるためのもの。お盆の終わりを告げるこのイベントは、葵祭祇園祭・時代まつりとともに京都の四大行事とされるビッグイベントなのです!

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(「大文字」。京都市観光協会HPより)

 

五山の送り火がくると、あぁもう少しで暑くてつらい京都の夏も終わるのだなぁ、となんだかちょっと切ない気分にもなります。 

五山の送り火について、詳しく知りたい方、気になる方は京都市観光協会のHPをご覧ください。

ちなみに、今年の五山の送り火は大雨で大変でした・・後日ブログでもご報告します。  

 

明治16年創業、京都・桂の老舗「中村軒

中村軒さんは、創業は明治16年の老舗の和菓子店。地元の人と観光客の方、どちらにも愛される名店です。

お店への行き方は、阪急京都線・桂駅から京都駅前行きのバスに乗って2駅(5分弱)、「桂離宮前」バス停を降りてすぐ、目の前です。

 

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(今日の中村軒さん。風になびく涼しげなのれんが良い感じです)

 

今日は朝から、どこかで時間見つけて中村軒さんに寄らないと、、とそわそわしていました。早くいかないとお店も駐車場もいっぱいになってしまうのです。 

お店には喫茶が併設されているので、雰囲気の良い中庭と畳のお座敷のあるスペースでおいしいスイーツをいただくことができます。

案の定、今日は夏休みということもあって店内も駐車場もお客さんでいっぱい。

 

暑い夏にはかき氷も人気なので、休日は12時には満席です。祝日・休日で並ばずに喫茶を利用したいと思ったら、午前中にお店を訪れるのがベターです。 

しかし、行列に耐えかね、今日は喫茶の利用はあきらめて、お持ち帰りのお菓子を購入して、さっと帰ることにしました。

 

ガラスケースには、季節ごとに入れ替わるものも含めて10種類ほどの和菓子が並んでいます。

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ケースにお菓子が並んでいる様子は、いつみても夢が詰まっていますね。おいしそう!

 

中村軒のお盆限定スイーツ「大文字薯蕷(だいもんじじょうよ)」

中村軒さんといえば、たっぷりのきな粉がかかった麦代餅(むぎてもち)が有名ですが、今日いただくのは、「大文字薯蕷(だいもんじじょうよ)」。

なんたって、今日は大文字の送り火ですから。

 

「大文字薯蕷」は、お盆の季節限定の和菓子です(確か、8月の頭頃から8月16日、五山の送り火当日までだったと思います。)

残念ながら今年はもう終わってしまいましたが、まだ食べたことのない方は、ぜひ来年忘れずに訪れてみてください! 私はもちろん来年も、大文字の季節になったら、思い出して買いに行くことでしょう。

 

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「大文字薯蕷(じょうよ)」1個250円。

 

 少しいびつな楕円形は山の形に似せたもの。お山の上に、大文字の「大」の字がちょこんと焼き付けられています。丸っこいかわいらしいフォルムは、見ているだけでほっこりします。

 横の長さは4センチ程度。油断すると一人で何個も食べられる少し小ぶりな大きさです。 

あまりにかわいらしいので、お皿を変えたり、アングルを変えたりして、何度も写真を撮ってしまいました・・

 

ちなみに中村軒の代表スイーツ「麦代餅(むぎてもち)」はこういうお菓子です。

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 (「麦代餅」1個230円。中村軒HPより)

 

【京スイーツの食べ方】冷たい饅頭と、熱めのお抹茶の最高の組み合わせ

京都の夏は、湿度の高くて蒸し暑い!私のオススメの食べ方は、甘いお饅頭は冷蔵庫でキンキンに冷やして、お抹茶は熱めの良く泡立ったものと取り合わせることです。

 

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お抹茶はぬる目のお湯よりも、熱いお湯の方がよく泡立ち、クリーミーでなめらかに、香りも強く引き立ちます。

冷たくなったあんこは舌触りがひんやり気持ちよく、温かいお抹茶との相性は抜群です!

 

生地には薯蕷(山芋や大和芋のすりおろし)が入っているので、表面はつるっとつやつや、皮の食感はモチモチです。

中身は、きめの細かいなめらかな、甘すぎずほどよい甘さの味のこしあんです。

 

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旦那さんが留守にしていることをいいことに、ひとりで2つとも、ぺろっといただきました。

 

今日のお抹茶 d:matchaの「匠の京都宇治抹茶」

今日は五山の送り火、ちょっと特別な日。お抹茶もいつもよりグレードの高い「匠の京都宇治抹茶」を選んでみました。

 

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宇治和束町のベテランのお茶農家さんが手間と愛情を注いで作ってくださった匠のお抹茶です。

お抹茶のもととなる碾茶は、他の煎茶などよりも手間ひまがかかり、土地の性質を知り尽くしたうえで栽培する必要があるため、長年の経験と技術が求められます。

 d:matchaで扱う匠の抹茶は、雑味の無い奥深い旨みが特徴で、後味にかすかに残るほろ苦さがお菓子のおいしいさを一層引きたててくれます。

 

 

お抹茶を日々の生活の中で楽しめるのは、すごく幸せなことですね。何気ない一日をお抹茶がちょっとリッチなものへと変えてくれます。

 d:matchaでお抹茶がある生活、はじめてみてはいかがでしょうか。

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