d:matcha Kyoto magazine

和束町にて、お茶農家&カフェを営むd:matcha Kyotoのブログです

【和束町の茶畑から】生産担当「AKA」自己紹介~沖縄育ちの沖縄人が語る、和束がわかる5つの質問~

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霧深い和束町。この霧が、和束茶の美味しさの秘密です。

自己紹介

はいさい!(沖縄の言葉で「こんにちは!」の意味)

遠い南の島、沖縄よりお茶を作るため和束に移住してきた、d:matcha KyotoのAKAといいます。

 

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 いきなり書き出すのも何なんで、軽く自己紹介をします。沖縄生まれの沖縄育ちで、琉球大学農学部を卒業し、現在茶業を志しております。

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  僕の苗字の由来になったであろう阿嘉島(あかじま)の風景。

 

(簡単すぎですみません。。なぜ農家を志したかや、農学部の学生だったときの出来事などは、同じく生産担当のチセイのブログに詳しく記載がありますので、こちらをご参照ください。)

 

 今年の4月から京都府和束町に移住し、美味しいお茶を作る農家になるため、日々奮闘中であります。

和束町が理解できる、Q&Aを5つ

 我々生産担当は、和束町に移住し、お茶生産農家の下で修業をしながら生産に携わっています。今回は私から、和束町を理解するための5つの質問をご用意しました!

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Q1、茶源郷和束って何?おいしいの?

A:京都で「宇治茶」と呼ばれるお茶の約4割を生産する、お茶の一大生産地です。

この和束町で生産されたお茶は、、、、、

とにかく美味しいです!

このお茶の美味しさに惚れこんで、私はこの土地でお茶を作ろうと決心しました。 

 

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Q2、和束町ってどこにある町なの?

A:京都府相楽郡に位置し、山に囲まれた「和」な町です。

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Map data ©2016 Google

 

 地図上で見ると琵琶湖の真下にあります。ちなみに赤いプロットが僕が住んでいる場所です。和束町は中心地にはなんとローソンがあるという、非常に先進的な都会ですが、僕が住んでいる場所はそこから車で20分ほど離れたところにある古民家のため、そんな中心地にいくと少しドキドキします。夜とか照明が明るいし。

 

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自然に囲まれていいところです。とにかく空気がきれいなことや、都会特有の人が多いことや、緑がないことなどのストレスは感じないです(私は都会に住んだことないんですが・・・汗)

Q3、そんな自然が豊かな場所に住んで苦労しない?

A、もう半年弱経ちますが、慣れました!

 最寄りのコンビニまで車で20分ほどかかります。住んでる家も古民家で、トイレも汲み取り式です。

 

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 慣れないうちは苦労しました。ネット回線がなかったり、ガスがうまくつかなかったり、家の中なのにどこからか風が吹き込んできたり、夜に家を出ようとすると真っ暗過ぎてガチの暗闇だったり・・・それらを差し引いても、豊かな自然とゆっくりと流れる時間には大きな魅力を感じています。 

 

 日ごろ一緒に作業をする農家さんや地域の方からも、有り難いことに私たち2人を受け入れて頂いております。野菜は自給自足もしますが、大量に頂けることも多く、とにかく田舎は野菜がうまいです。

Q4:和束ってどれくらい自然が豊かなの?

A:どれほど緑が多いかというと、町の風景を絵にすると、真っ先に緑の絵の具がなくなるくらい、緑が多いです。

ちなみに僕が沖縄で通っていた中学校では、学ランとズボンが緑という珍しい制服だったのですが、もしも和束町にその中学校があったなら、クラスの半数が午前中のうちに神隠しに会うこと請け合いです。緑と同化します。

 

 

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あとは、普段見ないような生き物をたくさん見かけます。夜にドライブしていると、高確率でシカを見ます。また、田んぼでは農学部出身の私でも名前がわからないような虫がたくさんいます。あとは蛇、イノシシ、サルなど・・ここは動物園かってくらいの生き物がいます。特に、大きめのカエルをよく見かけます。

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※僕の手は大きいほうなので、実際はもうちょっと大きく感じると思います!

 

自然あふれる地域である和束のお茶の美味しさが納得できるでしょう!?

Q5、和束町は他のお茶の産地と比べて、何が違うの?

  和束町は、土質や気候に恵まれ、独特な香気を持つ良質なお茶が取れることで古くから茶の生産地として栄えてきました。山間部ならではの昼夜間の気温差が美味しいお茶を育み、和束町の中心を横断する川や茶園と隣接する森林から発生した霧が太陽の余分な光を遮ることでさらに良質な旨味が多い最高級のお茶が作られています。

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 また、古くからのお茶の生産地ということで、職人気質の農家さんが多く、茶生産においてそのノウハウが蓄積されている地域でもあります。

偉大な先輩方からそれらを学び、日本茶を代表する和束産宇治茶を作っていきたいです。

最後に;

「茶源郷 和束」がどんなところか、少しは分かってもらえたでしょうか。これから、お茶のことや和束のことなど少しづつUPできたらなと思います。

 

今後ともよろしくお願い致します。 

 

茶農家への道、まだ険し。