d:matcha Kyoto magazine

和束町にて、お茶農家&カフェを営むd:matcha Kyotoのブログです

【d:matchaのこと】シングルオリジン煎茶の試飲&ブレンドを大学生が体験!

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はじめての煎茶ブレンド体験。大満足頂きました!

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こんにちは!d:matcha Kyoto magazineのTakeshiです。

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左が私です。髪の毛がハネていますが、言い訳すると日ごろは中で料理をつくるために帽子をかぶっているので、帽子をトルと髪の毛が乱れてしまうのです・・(;´・ω・)

 

さて、d:matcha Kyotoでは和束町にあるカフェにて、ランチやドリンクのメニューはもちろんのこと、より日本茶を深く知り・体験して頂くための企画をご用意しております!

 

メニューの全容については、和束町の観光ページに掲載されていますので、そちらをご覧頂ければ幸いです。

店内で体験できるメニュー一覧はこちら

店外で茶畑ウォーキング/ハイキングなど体験できるメニューはこちら

 

さて、この店内で体験できるメニュー一覧の中には、

シングルオリジンの煎茶の世界を体験!&自分だけのオリジナル煎茶をブレンドしよう!(40g 持ち帰り付き)

というものがあります。

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シングルオリジン煎茶の一例「おくみどり」

 


コンセプトは「シングルオリジンのお茶で、日本茶の世界を広げよう!」です。

 

シングルオリジンとは?

お米にコシヒカリササニシキといった品種があるように、日本茶にも「やぶきた」や「おくみどり」といった様々な品種があります。通常販売されているお茶は、お茶屋さんが一定の品質を保つために、様々な品種/産地のお茶を合組(ごうぐみ)と呼ぶブレンドを行ったのちに販売されていることが多いです。

 

d:matcha Kyotoはお茶処である和束町に構えられた農業生産法人であるため、ブレンドする前の個性豊かなお茶の単一品種(≒シングルオリジン)をベテラン農家のご協力のもと、用意することができます。それらのお茶を味わうことで、お茶が本来もっている個性を最大限味わい体感、結果として日本茶の世界がより広がるような・・・そんな想いでこちらの体験を用意しました。

 

体験内容は、下記の通り

・3種類のシングルオリジン煎茶・飲み比べ体験
・自分のお茶の好みの具体化
・お茶のブレンド体験(ブレンドしたお茶は、40g分お持ち帰り頂けます)

といった感じです。

 

と紹介が長くなりましたが、先日に私の大学生の知り合いが和束町の店舗に来て、こちらの体験メニューをフルで体験してもらいました。その時の様子をご紹介いたします!

出番を待つ、3種類の煎茶。

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今回は個性が際立つ、

・やぶきた

・おくみどり

・ごこう

の単一品種でできた、3種類のお茶を用意しました。

 

こちらの体験メニューについては、スタッフが付き添いでご説明いたします。

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和束町のご紹介から、お茶の栽培について、いわゆる宇治茶の定義や紅茶やウーロン茶との違いなど・・・。お客様のお茶への事前知識や、ご興味に沿って、様々なお話をさせて頂きます。

 

さて、簡単な紹介の後には早速シングルオリジン煎茶を試飲して頂きます。 

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しっかりと品種ごとの味わいが際立つように、丁寧に抽出して淹れていきます。

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お茶を出す時は、緊張する瞬間。

 

さて、最初にやぶきたをお出しすることにしていますが・・・

「ペットボトルなどのお茶と比べて圧倒的に旨みを感じる

というような意見を頂くことが多いですが、中には

「もちろん美味しいが、なんだか飲みなれている味わい

とおっしゃる方もいらっしゃいます。

そういったご感想こそ「待ってました!」という気分になるのですが、じつはやぶきたは、国内で生産されているお茶の約75%を占めている、超メジャーな品種。日本ではやぶきた一強といっても過言ではないほどの、定番品種なのです。やぶきたを飲んだことのない日本人はほとんどいないのではないでしょうか。

 

さて、やぶきたに続き、おくみどり・ごこうとそれぞれのお茶を飲んで、感想をご記入頂きます。 

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私の後輩は、おくみどりを飲んで「口の中で暴れている」と表現しました。それほどに、旨味も香も際立ったお茶という感想を頂きました。

※ちなみに、この後に更に旨味が強いごこうを飲んだ時にはもっと驚いていました(´・ω・)

 

さて、試飲の後にはブレンド体験に移ります。

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自分で組み合わせの比率を考えて、ブレンドを進めていきます。

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お茶を淹れることも日ごろは中々機会がない、という若い方々だったので、和気あいあいとブレンドと煎茶淹れを楽しんでもらいました。

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おひとりずつに「宝瓶(ほうひん)」と呼ばれる、煎茶や玉露を淹れることに特化した、取っ手のない急須に茶葉をブレンドしていれて、試飲してもらいます。宝瓶を使ってお茶を淹れることに慣れていないので、緊張した面持ち・・。

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うまく淹れられたのか、ホッとした笑顔を頂きました!

 

煎茶の淹れ方も、ご希望があればスタッフが付き添いで指導致します。

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さて、いくらかブレンドを試した結果、好みの煎茶を作成し、完成です!人によって好みが異なり、概ね下記のような特徴が出てきます。

 

・旨味重視の方=おくみどりやごこうを多めにブレンド

・渋味や苦みのバランスをとる方=やぶきたを多めにブレンド

 

さて、参加いただいた方からご感想をお寄せいただいたので、ここで紹介いたします。

f:id:watanabecook:20170705225857p:plain京都・大学3回生の女性より

宇治茶ブレンド体験〜
今回は、まず3種のお茶(やぶきた・おくみどり・ごこう)の飲み比べをしました。
以下私の感想。

・やぶきた→他のと比べると渋みが強いが、飲み慣れた味。スッキリした味。薄緑。

・おくみどり→口の中にいろんな味(旨味、甘み、少し渋み)が広がって驚いた。後には旨味が残る。緑。

・ごこう→茶葉だけで作ったとは思えないような旨味が広がる。だしを入れたんじゃないかと思うほどの旨味。私の煎茶の概念を越えてきた。深緑。

私が飲んだことあるな、と思ったのはやぶきた茶だけで、後の2つは想像もしていない味でした!!
高級品だと聞いて納得😂👍

日本人が飲んでいる煎茶の約8割は、
やぶきた茶だそうです。

私は、慣れ親しんだ味を重視し、
やぶきた:ごこう:おくみどり
=3:1:1のブレンド茶を作りました!
(その日の夜に早速家族に振る舞うと喜んでくれました💕

f:id:watanabecook:20170705225940p:plain静岡・大学4年生の男性より

遂に和束町にあるd:machaに行くことができました!!!
めちゃめちゃ楽しかったです。ここにくるまで知らなかったですが、京都で有名な宇治茶などのお茶はほとんど和束町で作られています。
煎茶の飲み比べ体験をして、自分で茶葉をブレンドしてきました(^^) やぶきた、おくみどり、ごこうを飲み比べた結果、渋みのあるやぶきたが1番好きでした(^^)

 

ということで、ご満足いただけたようで非常に嬉しく思います。

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せっかくはるばる和束町まで足を運んでいただけたら、茶畑の美しさはもちろん、日本茶の奥深さをより深く知って体験してほしい。そんな気持ちで提供している体験メニュー、和束町にお越しの際にはぜひ一度ご体験ください!ご予約は随時承っております。

TEL:0774-74-8205

メール:info@dmatcha.com

※当日ご依頼頂いてもご体験頂くことは可能ですが、お席や準備の都合でお待ち頂くことがございますので、事前にご予約頂ければスムーズです。

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d:matcha(ディーマッチャ)は生産スタッフが愛情をこめて作った、京都・和束町産のおいしい茶葉+お茶を美味しく淹れられる、ティーウェア・茶器を販売しています。

京都・和束町の宇治茶を販売する通販サイトはこちら

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