d:matcha Kyoto magazine

和束町にて、お茶農家&カフェを営むd:matcha Kyotoのブログです

【お茶コラム】アメリカ・ニューヨークで体験するMATCHA(抹茶)の味わいは?専門店の”Matcha bar”にいってきた

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ニューヨークで当たり前に味わえる、抹茶ラテ

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こんにちは!d:matcha Kyoto magazineのTakeshiです。

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カメラを構えるときは脇をしっかりしめる様子

 

先週にアメリカ・ニューヨークへ行ってきたことは前回のブログでも記載していましたが、

今回もアメリカいってきたシリーズとなります。お店の名前はずばり”Matcha bar”

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(会社HPより)

NY・ブルックリンにある抹茶ドリンク専門店

アメリカ訪問前に、現地の日本茶を販売しているお店などをいろいろリサーチしていたのですが、その中でも店名に「Matcha」の名前を冠している、気合の入ったお店が目に留まりました。その名も「Matcha Bar」です。

お店のホームページはこちら。

MatchaBar is on a mission to bring matcha to the people - whether by the cup at our cafes, by the bottle online, or at your local market and grocery. 

 「抹茶を世界に広げる」という使命をもとにビジネスを展開しているようです。Max and Grahamというご兄弟で展開されているファミリービジネスで(注:HPに書いてある)、カフェの運営や抹茶飲料の販売、飲食店やスーパーへ、抹茶関連アイテムの卸売販売などを行っているようです。カフェはニューヨークの中で、ブルックリンとチェルシーへ2店舗展開中とのこと。

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(会社HPより)

 

今回はブルックリンの店舗にいってみることにしました!

最寄駅はBedford Avenue Station:歩いて10分ほど

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地下鉄を出たところ。すごいアーティスティックな落書き。ニューヨークのマンハッタン島の外にあるブルックリンは、メトロポリタンな都会砂漠ではなく、アーティストやファッション関係の人が多く住み、最近注目を集めている地域です。

 

ブルックリンについて、詳しくはこのあたりの記事が読み応えありました。

NYブルックリンが今なぜ注目されているのか?ブームを読み解く - 1ページ目 | Fashionsnap.com

米国でも地産品が大人気! トレンド発信地「ブルックリン」から学べること - 日経トレンディネット

 

ちなみに駅出たところにある落書き?ポスター群の中に日本語がありまして・・・

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怖い。裕子なにしたんだろう・・

 

さて、駅を出てお店まで向かいます。

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この日は幸い、一面晴れた空で気持ちのいい天候でした。

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これはテレビの宣伝ポスターみたいですね。

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ブルックリンの道には、枯れ木がよく似合う。

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広告宣伝ひとつとっても、サイズが大きく大胆なので歩いているだけで楽しい。

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日本ではなかなか見ないタイプの広告。

Matcha bar 店舗に到着・縦長のかわいいお店

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さて、到着しました。

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逆光だったのでもう一枚。

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「MATCHABAR SPECIALITY MATCHA CAFE」とあります。

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このロゴがかわいいですね。文字が旗にのせられて、たなびいている様子。

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お店はガラス張りで中の様子も見え、入りやすい。早速入ってみます。

※店内の写真については、店員の方にブログを書く旨伝えて了解を得ています。

 

気になるメニューは・・・抹茶だらけ!

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店内の様子。

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”Classic Matcha Drinks”の中には、

Matcha shot(抹茶ショット)

Flat Green(フラットグリーン)

Matchiatto(マッチャアート(マキアートの抹茶verでしょうか))

Extra shot(エクストラショット)

Matcha iced or hot(抹茶アイスorホット)

Matcha Latte iced or hot(抹茶ラテアイスorホット)

Vanilla Almond Matcha Latte(バニラアーモンド抹茶ラテ)

Matcha Coco(抹茶ココ)

とあります。

・・すでにこの時点で、日本人からすると”Classic”ではないような感覚がします。

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”Signature Matcha Drinks”、看板メニューとでも訳したらよいでしょうか。そちらには

Cinnamon Maple Matcha latte(シナモンメープル抹茶ラテ)

Coconut Chai Matcha latte(ココナッツチャイ抹茶ラテ)

Earl Gray Matcha latte(アールグレイ抹茶ラテ)

Tumeric Ginger Matcha latte(ウコン生姜抹茶ラテ)

Pear or Apple Cider Matcha(洋ナシorリンゴサイダー抹茶)

Cinnamon Hemp Matcha latte(シナモン・麻の美抹茶ラテ)

とあります。うーん、どれも気になるメニューです・・。アールグレイ抹茶ラテ、ってもはや抹茶なのか紅茶なのかどちらなのでしょうか。斬新な発想です。

 

さて、私は同行者と相談し、

Matcha Latte iced or hot(抹茶ラテアイスorホット)

Tumeric Ginger Matcha latte(ウコン生姜抹茶ラテ)

を注文することにしました。正確な値段は失念してしまいましたが、合わせて10$しない程度だったかと思います。

店内の様子・物販も充実

さて、ドリンクが出来上がるまで店内をいろいろ見てみます。

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お菓子類とドリンクが販売されています。

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抹茶関連アイテム。80gの抹茶が50$で販売されています。

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抹茶のほかに、KOMBUCHAも販売されていますね。
※ちなみに昆布茶ではありません。詳しくは紅茶キノコ - Wikipedia をご覧ください

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抹茶の粉末も取り扱いあり

抹茶缶はなかなかにおしゃれなデザイン。

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成分表示は詳しく書かれていますね~。

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抹茶を点てるアイテムも

伝統的な茶筅以外にも、ミルクスチーマーも抹茶を泡立てる道具として紹介されています。

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帽子まで売っていました。でも店員さんはかぶっていなかったですw

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抹茶の比較対象がレッドブル!?

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抹茶の効果を説明するボード。

・抗酸化物質が、1杯の抹茶=10杯の緑茶

・カフェイン含有量が、抹茶1杯には80mg含まれており、

 緑茶の場合は25-45mg

 レッドブルの場合は80mg

 コーヒーの場合は90-110mg

・L-テアニン 自然な鎮静作用がある物質として、精神をクリアにして集中できるようになる

といった意味合いのことが書かれています。カフェイン含有量がレッドブルと比較されるのも、なんともアメリカらしいですね。

その他店内

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誇り高き”M"の文字。

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ドリンク製造の様子を見学 

さて、注文されたドリンクを製造する様子も見学させてもらいました。

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これらの粉末を味付けのフレイバーに使用しているとのこと。一番左がターメリックでしょうか。

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大量の抹茶!ドリンクに入れる前には茶こしでふるって入れている様子。

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抹茶とフレイバーをカップに入れて、奥に見えるブレンダーでしっかりと混ぜていきます。

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到着!お味のほどは・・

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さて、ドリンクが出来上がりました。こちらはウコン生姜抹茶ラテ。

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こちらは通常の抹茶ラテ。

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奥が普通の抹茶ラテで、手前がウコン生姜抹茶ラテです。比較すると、若干色味が異なりますね。

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さてお味の感想ですが・・・

・抹茶ラテは、シンプルな味わいで抹茶の味がそこまで苦くなく、非常に飲みやすいです。砂糖など甘味が一切入っていないことが好印象。ヘルシーなドリンクが飲めてうれしい。(もちろん自分でシロップを入れて調整可能)

ウコン生姜抹茶ラテは、生姜とウコンの香りがしっかり効いており、非常に体が温まる一杯でした。冬の街歩きのお供には嬉しい。その分抹茶の味わいは少し弱めかな・・と感じました。

その他、店内スイーツなど

入店当初はショーケースが空だったのですが、後からお菓子が並びました。

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お菓子も抹茶を使った商品が。

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せっかくなので注文してみました。ひとつ1~2$です。 

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甘くておいしい・・無糖の抹茶ラテとよくあいます。

 

 

・・・

レポは以上となります!店員の方もとってもフレンドリーで、地元の人もよくドリンクを購入に来ている様子で活気のある店内でした。

また、遠い異国の地でも、抹茶が楽しまれている様子を見ると非常に嬉しくなりました。 日本が恋しくなった旅行者には、非常にオススメできるカフェです。

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 ブルックリンの街並みは、どこまでいってもおしゃれ。

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