d:matcha Kyoto magazine

和束町にて、お茶農家&カフェを営むd:matcha Kyotoのブログです

【d:matcha tea lesson】茶道にチャレンジ!d:matchaスタッフの裏千家お稽古レポート①夏の茶箱点前(卯の花)

 


こんにちは、

dmatcha magazineのnatsukiです。

 

こちらの記事では、d:matchaスタッフが月に3回茶道教室に通って茶の道を学んでいる様子をレポートします。

お茶について、知識ゼロだったスタッフが1から「裏千家」で茶道を学ぶことになりました。

最初は襖の開け方、畳の歩き方、箸の持ち方などの茶道以前の基本的なことから教えていただきました。最初の頃は、1時間畳で正座するだけでも辛かった日々・・・でも今ならなんとか痺れを抑える座り方もなんとか、習得済みです。

 

お稽古も始めてから、1年半が経ちました。

道教室ではどんなことをしているのかをお伝えすることで、茶道について少しでも興味を持っていただけたらと、こちらのブログでお稽古の様子をレポートさせていただくことになりました。どうぞお付き合いください!

 

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昔の野点ピクニック!茶箱点前(ちゃばこてまえ)

 

夏のお稽古は茶箱手前を習得しています。

茶箱とは、点前道具一式を箱の中に仕込んだもの。昔の茶人たちは、茶箱や茶籠の中にこの道具一式を持って旅先でもお茶を楽しんでいたそう。

茶箱は、千利休が野外でのお茶会を催されたときに、使われたのが始まりです。

 

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現在の茶箱点前には、雪、月、花、卯の花の四季四様があります。

1. 一番シンプルなお点前が夏のお点前 ”卯の花”-うのはな。

2. 春のお点前 ”花”、

3. 秋のお点前 ”月”、

4. 冬のお点前 ”雪”、

5. 和敬点(わけいだて)

6. 色紙点(しきしだて)

 

昔から出先に茶道具を持っていき客人をもてなしたみたいですが、茶箱点前という正式にこのよう形になったのは、最近の話です。

裏千家11代目玄々斎が、花、月、雪をまず考案。しばらくして、夏のお点前もあった方がいいということで、”卯の花”をさらに考案、現代ではさらに、アレンジを加えた”和敬点”、”色紙点”ができました。

 

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茶箱の中身を解説!(卯の花

 

卯の花”は夏の季、茶箱の平点前と言えるシンプルなお点前。

茶箱の中に入っている茶道具はこちら。

 

抹茶碗、小棗、茶筅筒、茶筅、茶巾筒、お茶巾、お茶杓、振出(金平糖などのお菓子を入れる入れ物)、古帛紗、袱紗

 

配置も決まっています。

図に書きました。こんな感じです。

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茶箱の魅力は、茶道具が全て小ぶりなこと。

茶箱や茶籠に収まる大きさのものを使うので、非常に可愛らしいサイズを使用します。

茶筅は、普段の茶筅よりもお茶筅筒に収まるタイプのほっそりしたサイズです。

 

お茶碗の上に棗を置くのですが、お茶碗に傷がつかないように古帛紗(こぶくさ)を使用します。古帛紗ってどの場面で使うのだろうとずっと思っていましたが、今回のお稽古でようやく登場しました!・:*+.\*1/.:+

袱紗はさばいてから最後に載せます。仕込んでおいた茶箱をお盆の上にのせ、建水を用意します。

茶箱点前では鉄瓶を用いて、直接お茶碗にお湯を注ぐので柄杓は使用しません。

 

これでやっとお稽古が始めることができます!

茶箱点前では扱う茶道具が多いので、水屋の仕事だけでも頭がいっぱいになります。

*お水屋・・・お茶室で使用するお茶碗を清めたり、茶室で使う道具の準備をする場所。また、その仕事内容や、仕事を行う人のことをお水屋と呼ぶ場合があります。

 

茶箱ならではの仕掛けが楽しい”茶道具”

これだけの茶道具が全て茶箱に綺麗に収まるので、なんだかパズルみたいで面白く、そして取り出す順番も考えながら道具を収めるので、とても理にかなっています。

 

今回のお稽古で扱った茶道具の中で、個人的には、振出(ふりだし)と呼ばれる、金平糖などのお菓子を入れる入れ物が可愛くて好きです。

 

振出は、中に入っている菓子を振り出して用いることからその名がつけられました。

お客は、右手で振出を取り、左手に持たせ、蓋をとり、懐紙の右上に起き、容器を両手で回しながら中の菓子を出します。

 

なんだか、振出を扱っているとくじ引きをしているみたいで、金平糖が出てくる色が当たりくじのように思えてきました。ふふふ、楽しいです。♪(´ε` )

 

 

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またまた、用意して頂いた金平糖がとても美味しく、驚きました。

先生に聞いたところ、京都市にある、老舗の金平糖専門店の金平糖を用意して頂いたみたいで、こんな美味しい金平糖があるのかというくらい心の中で感動しました。

お稽古をしながら、銘菓も知ることができてとてもハッピーです。♪( ´θ`)

 

 

そして、先生に作って頂いたお菓子と一緒に一服。

ぷるぷるのわらび餅が美味しくて、夏を感じるお稽古でした。

 

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 金平糖情報

1847年創業、緑寿庵清水さんの金平糖

様々な金平糖の種類がありますが、その中で茶道専用の金平糖があります。

玉あられを金平糖の核に用いることで素材の風味が浸透し、素材が凝縮された一階級上の金平糖で、硬さと甘さが抑えられた上品な風味がお抹茶の味を一層引き立ててくれます。

味の種類も豊富で、私は、山椒、梅、ゆず味を頂きました。それぞれがしっかり素材の味わいが楽しめ、

お抹茶の味わいを壊さすことなく、引き立ててくれる究極の金平糖

とってもおすすめです!

www.konpeito.co.jp

 

 お稽古レポート、また更新します!

 

 

 

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