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【京都観光情報】秋の嵯峨野ハイキングコース、『愛宕神社詣で』に行ってみました!

京都・観光情報 嵐山周辺

全国900社の総本山、京都霊山・愛宕山の『愛宕神社(あたごじんじゃ)』

みなさん、『愛宕神社』をご存知でしょうか。「愛宕神社」は全国に約900社あると言われており、その総本山は京都嵯峨野、愛宕山の山頂にあります。もしかすると、自分の家の近くで分社の「愛宕神社」を見たことがある、という方も多いかもしれません。
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 こんにちは。d:matcha Kyoto magazineのmisatoです。

今日は、秋のハイキングコースにぴったりの『愛宕詣で』についてお伝えします。

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愛宕詣で』とは?

愛宕山は中世から京都の霊山として、比叡山と並んで信仰を集めてきました。その起源は古く、西暦700年頃に僧侶たちの修験道場として開山されたと言われています。
その山頂に鎮座する愛宕神社への参拝は、「愛宕詣で」として古くは人々の人気の参拝コースとなっていました。その人気ぶりは、「お伊勢へ七度 熊野へ三度 愛宕さんへは月参り」と歌に詠まれるほど。毎月愛宕にお参りに行くほど、昔の人は愛宕山に熱中していたようです。f:id:misato_mikan:20161111235837j:plain
愛宕神社の「黒門」。神域の中心部に向かうことが感じられる荘厳な趣き)

「千日詣(せんにちまいり)」といい、7月31日夜から8月1日早朝にかけて参拝すると千日分の火伏・防火の御利益があるとされています。今でもこの時期は、毎年数万人の参拝者で境内参道は埋め尽くされるそうです。 

愛宕詣に行ってきました!

不慣れな者にはハードな道のり。きちんと準備をして向かいましょう。

神社のお参りと聞くと、気軽に登れると思われるかもしれませんが、愛宕神社までの道のりは平地がほとんどない斜面が続くハードなものです(先ほどもお話しした通り、もとは修験道場です)。日ごろ運動不足という方は少し覚悟して出かけたほうが良いでしょう。
トレッキング用のストックがあったほうがベターです。坂道の負担がグッと軽減されます。

出発は「清滝(きよたき)」から。

今回の出発地点は清滝(きよたき)です。京都バスの「清滝」バス停で下車しました。

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清滝はその名の通り、清らかな川の流れが美しい場所です。このときは10月下旬でしたので、まだ紅葉は始まっていませんでした。紅葉の季節、今ごろはもっと美しいに違いありません。f:id:misato_mikan:20161111234442j:plain
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水が透き通っています。少し深い場所は深い青色です。

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こちらの鳥居から愛宕神社への参道が始まっています。

坂道ばかりのハードな道のり

愛宕神社に向かう参道は、斜面続きです。標高924m、高低差が激しい道のりです。

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写真ではわかりづらいですが、結構な斜面です。ずーっと延々とこのような坂道が続いています。平坦な道はほとんどありません。f:id:misato_mikan:20161111234747j:plain

自然のパワーあふれる霊験豊かな場所

運動不足の私にはかなりハードな道のりでしたが、辺りの自然のパワーにエネルギーをもらいながら進んでいきました。パワースポットと言われるだけあって、辺りの雰囲気は神聖で心洗われるものでした。
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一帯は樹齢いくつだろうと想像したくなるような大きな木々。参拝者のことを上からゆったり見下ろしています。
f:id:misato_mikan:20161111234854j:plainこちらはご神木でしょうか。大きな幹です。
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参拝道には、消防団作成の40個もの看板が等間隔で置いてあります。ゴミのポイ捨て、火の不始末、崖崩れへの注意などが描いてあるのですが、ちょっとしたジョークや笑いが込められているものもありました。登るのがつらいとき、それを見て随分と癒されたものです。

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途中でいくつものお地蔵様にもお会いしました。お地蔵様からも元気をもらいました。だんだんと疲れが溜まってきて、神社に到着するのがまだかまだかと待ち遠しくて仕方ありません。

神聖な境内、人々に愛されてきた愛宕神社

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そうこうしているうちに、神社の境内に入りました。愛宕神社の黒門の厳かな佇まい。心が洗われます。
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やっとこれで愛宕神社に参拝できる、と思ったら、まだです。近づくとまだまだ階段が続いていることが見えてきます。
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神社の中の雰囲気は、他では味わえない特別なものでした。そして、本殿までは階段が続きます。

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本殿の手前、灯篭が見えてきました。途中には、愛宕詣で数百回、数千回を記念し、強者の名前が刻んである石碑もありました。それも一人とかではなくかなりの数の人々の名前が。どれだけ愛宕神社が人々に愛されてきたか、よくわかります。f:id:misato_mikan:20161111235207j:plain本殿に到着しました。こちらが本殿の入り口。ここまでたどり着くことができて、感動もひとしおです。f:id:misato_mikan:20161111235532j:plain
山頂にあるので、辺りはひんやり。肌寒いほど。f:id:misato_mikan:20161111235524j:plain

防火のご利益「火迺要慎(ひのようじん)」のお札

愛宕神社は防火の神様として昔から親しまれてきました。愛宕神社のお札は、防火にご利益があるとされ、京都では家庭の台所、飲食店や会社に貼ってあることも多いです。
3歳までに愛宕神社に上ると一生火災には遭わないと言われているようで、背中に背負われて親御さんと一緒に参拝に来ているちびっ子たちもみかけました。
私も本殿で「火迺要慎(ひのようじん)」のお札を購入しました。

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我が家に大切にお祀りしています。

まとめ:自然のエネルギーが溢れる場所。達成感が半端ない。

愛宕詣では、登りながら自然からのエネルギーを充電できる時間でした。登っているうちに段々と日常のいろんなことを忘れていって、頭の中はからっぽ。登ることだけを考えるようになります。
何百年も昔から、たくさんの人々が登っていた同じ道を踏みしめる。神社を目指して心を無にする。
軽い道のりではありませんが、その分、神社に到着したときの達成感はひとしおです。

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こちらは山頂からの風景です。ちょっと曇っていてかすんでいますが、京都市内を良く俯瞰することができます。晴れていたらもっときれいに違いないと思います。
(この後下山したあとの続きのストーリーがあるのですが、それはまた後日お伝えしますので、お楽しみに)

愛宕神社詣で、今では京都以外の方には知る人ぞ知るものになっているかもしれません。京都の自然を感じたい方、ディープな京都の魅力を味わいたい方にはオススメです。一度、登ってみてはいかがでしょうか。

d:matcha(ディーマッチャ)は、これからも他にはない京都嵯峨野周辺のディープな観光情報をお伝えしていきます。

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