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【京都観光・嵯峨嵐山周辺情報】化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)・愛宕街道 幻想的な雰囲気が心を打つ『千灯供養』『愛宕古道街道灯し』レポート 2017年の参考に

はじめに

d:matcha Kyotoのmisatoです。嵐山に会社があるd:matchaだからこそご紹介できる、嵐山周辺の奥深い魅力をお伝えしていきます!
今日は、まさに「この世」のものとは思えない幻想的な「化野念仏寺・千灯供養(あだしのねんぶつじ・せんとうくよう)」とかわいらしい行灯で街道が美しく照らし出される「愛宕古道街道灯し(あたごこどうかいどうともし)」のお話です。

f:id:misato_mikan:20160825002858j:plain(今日の化野念仏寺・あだしのねんぶつじ)

喧騒を離れて、ちょっと静かな京都を廻ってみませんか?~「愛宕古道(あたごこどう)」と「化野念仏寺」

化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)をご存知でしょうか。JR嵯峨嵐山駅から更に北へ、愛宕山のふもと、「愛宕古道」沿いに位置するお寺です。
愛宕古道」は伝統的建造物群保存地区に指定され、昔ながらの建造物や雰囲気が良く保存されている素敵な場所です。ただ、中心地からは離れているため、観光客の数は比較的少なく、京都の観光地ながらゆっくりと散策を楽しむことができる貴重なスポットです。

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(「近畿の風景街道」公式HPよりお借りしました)

1000年以上の歴史を持つお寺、無数のお地蔵さまが独自の世界を作り出す「化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)」

化野念仏寺は、表情も様々な、小さくてかわいらしい無数のお地蔵さまが安置されていることで有名なお寺です。
弘法大師空海が千数百年前に、無縁仏を供養するためのお寺を建立したのが始まりとされています。ちょっと怖いお話ですが、平安時代、火葬を行うことのできない一般庶民の間では風葬が一般的に行われており、人々の亡骸はこの辺りで野ざらしにされていたのだとか。境内にある約8000体のお地蔵さまや石塔はそういった亡骸を供養するためのものです。

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wikipediaよりお借りしました)

「化野念仏寺の千灯供養」と「愛宕古道街道灯し」

毎年8月23日と24日の夜、化野念仏寺では無縁仏の供養を目的として、参拝者が蝋燭を灯す「千灯供養」が行われます。この「千灯供養」と同じ日に、愛宕古道をたくさんの灯篭が幻想的に照らし出す「愛宕古道街道灯し」が行われています。

幻想的な光景 あの世に通ずる場所!?「化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)」千灯供養

夜19時半、化野念仏寺に到着。整理券を受け取り境内へ。並ぶことも無くすっと入ることができました。1人1000円の参加費を支払います。

ちなみに、通常は16:30で拝観の受付は終了ですが、8月23日・24日だけは特別で20:30まで受付しています。

f:id:misato_mikan:20160825003228j:plain入り口の苔も、提灯に照らし出されてきれいでした。

f:id:misato_mikan:20160825003414j:plain入場者は一人1本蝋燭を渡され、いよいよ会場へ。全貌が見えてきます。f:id:misato_mikan:20160825004024j:plain

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無数の蝋燭の炎がお地蔵さまと石塔を照らし出します。
この場所は、三途の川で石を積むという「賽の河原(さいのかわら)」にちなんで「西院の河原(さいのかわら)」と呼ばれています。まさに「この世」のものとは思えない、何とも言えない幻想的な雰囲気で、しばし見とれてしまいました。
きっとここから無縁仏達があの世へと旅立っていくに違いない、まさに「あの世」と通ずる場所なのかもしれません。

f:id:misato_mikan:20160825004403j:plainたくさんの参拝者の方が、蝋燭に火を灯し、無縁仏の供養をしていました。こちらのお兄さんも、一生懸命拝んでいます。

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横では住職がお経をあげていらっしゃいます。しゃんとした端正な佇まいは美しいものでした。つい私も背筋を正しました。

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化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)の明かりは、参拝者一人ひとりが灯したもの。大人から子供まで、無縁仏達のために一生懸命祈りを捧げる、温かい人達が灯す優しい光でした。

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 「愛宕古道街道灯し(あたごこどうかいどうともし)」のかわいい行灯に癒される

愛宕古道街道灯しは、1996年に瀬戸内寂聴が提案して始まった地域に根差したイベントです。
愛宕神社一之鳥居からの約1.5キロの愛宕街道沿いに、地元の小中高校生たちが色とりどりの絵柄を描いた、およそ800個の行灯が通り沿いの家々の軒先や軒下にともされます。行灯の絵柄はひとつひとつ手描きで書かれ、ひとつとして同じものはありません。
歩きながら、自分の気に入った行灯を見つけてみるのも楽しいものです。

行灯に描かれたテーマも様々。それにしても、みなさんお上手。

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行灯は形のバリエーションも様々です。大きなものから小さなものまで、道行く人を楽しませてくれます。

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地元の人の手によって行灯が作られ、イベントが運営されています。地域の輪があるのは素敵なことです。

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これだけの気合の入った行灯がたったの3日間だけしか日の目を見ないだなんて、もったいない。

f:id:misato_mikan:20160825011926j:plain京都の夏は非常に暑いので、ぜひこういった夜に開催されるイベントに参加されることをおすすめします。昼間の観光はほどほどにしておいて、夜は少し遅くまで出歩くというのが、夏の京都観光のコツです。

イベント開催情報

「化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)」の千灯供養
・日時:毎年8月23日・24日 受付は17:30~20:30まで。
※2016年の開催は終了しました。2017年にぜひご参加ください。
・アクセス:JR嵯峨嵐山駅より徒歩25分。もしくは「鳥居本」バス停より徒歩

4分。
※「愛宕古道街道灯し」を楽しみたい方は、バス停「大覚寺道」で降りて徒歩で散策されることをオススメします(化野念仏寺まで徒歩10分)

 

愛宕古道街道灯し(あたごこどうかいどうともし)」
・日程:2016年23日~25日
・時間:23日・・18:30~21:00頃、24日・25日・・19:00~21:00頃
・アクセス:「大覚寺道」バス停で降車、愛宕神社方向に向かう。もしくは「鳥居本

」バス停で降車し、大覚寺道方向へ。

 

まだ参加されたことのない方はぜひ参加されてはいかがでしょうか。
嵯峨嵐山にお越しになられるのをお待ちしております!

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